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新年度に向けて

間もなく、新しい年度の幕開けとなります。
親御さんの中には、心機一転、新年度でのお子さんの活躍
を期待されている方も少なくないと思われます。

私はこれまで、多数のお子さんと接してきました。
その中には、小学生のころから大学受験終了まで、8年〜
9年間接したお子さんも少なくありません。
同じお子さんと長年関わってきたことで見えてきたこと
を、新年度を迎えるにあたって記してみたいと思います。


私たちと一人のお子さんとかかわりは、親御さんがお子さ
んの勉強の状態を心配されているか、または逆に将来に期
待をかけていらっしゃることから始まります。
多くは「やや心配だから」というところから始まります。

私たちは、その心配を消し去るために日々努めていきます
が、劇的に変わるお子さんは少数で、よくなっていくお子
さんの大半は徐々に変化されてゆきます。

また、現実としてほとんど変化のないお子さんもいらっし
ゃいます。
小学校の段階で勉強が苦手になり、中学でもあまり変わら
ず、高校も当初望んでいたのとは違うところに行くことに
なった…
このようなお子さんは、言ってみれば、たえず成績が今一
つか物足りない状況であり、その状況が改善されないのな
ら、塾や家庭教師などを利用する意味などない、このよう
にお考えになる親御さんがいてももっともであり、また、
世間からは「勉強なんか無理にしなくてもいい」と言われ
るのももっとものことだと思われます。

それでも、私は、一つのことをぜひ知ってほしいのです。
同じ一人のお子さんと長年関わることによって気づいた
ことを知ってほしいのです。

小学校から勉強が苦手で、期待した中学でもはやり成績は
よくなく、望んではいなかった高校に通うことになった、
または今現在通っている、お子さんがこのような状況であ
り、その間ずっと家庭教師や塾を利用していて、おそらく
誰に頼っても、もうお子さんの勉強の状態はよくならな
い・・・こんなふうに思われることがあっても、お子さん
が、

「ある時から、ごく当たり前のように、自分から勉強する
ようになる」

ことがあるのです。
残念ながらこのことはすべてのお子さんに見られること
ではありません。それでも、決して低い確率ではなく、む
しろそうならない確立の方が低いとも、私は感じています。


例えば、同じ中学2年生であっても、精神年齢にはとても
大きな違いがみられます。
ある中学2年生は自分の将来のことをしっかりと見据え
ている一方で、別の中学2年生はどうやればたくさんの漫
画の本をかりられるかばかり考えている…
このようなことは決して珍しいものでありません。

また、このようなことは、もちろん高校生にも見られます。
とはいえ、

「精神年齢は実年年齢と異なり、1月で5歳や6歳分大人
に近づくこともあるのです」

漫画にしか興味のなかった中学生や高校生が、ある突然、
自分の夢や将来の職業に強い関心を持つこともあれば、単
に学校の名前に大きな価値を見出すこともあり、さらには、
人々の役に立つことでスターダムを駆け上がることを思
い描くといったこともあるのです。

このような突然の変化は、精神年齢の変化によるものだけ
ではありません。実のところ、私にもどんな原因がどれく
らいあるのかわかりません。
それでも、現実に、目に見える現象として、急に別人のよ
うになって、または徐々にではあっても、数年前とは別人
のようになって、勉強を自分から始めるということが実際
に数知れぬほど起こっているのです。

大切なことは、
「家庭教師や塾・予備校の効果があったのか、なかったの
は別として、お子さんが勉強の環境の中にいるということ」
です。

まったく家庭教師や塾の効果がなくとも、家庭教師と接し
たり、塾や予備校の講師、勉強熱心な友人と接したりする
ことが有形無形の影響をお子さんに与え、それが地下水の
ようにお子さんの中に蓄積され、いつか、泉となって湧き
出すのです。

これは、家庭教師や塾・予備校を利用していればいつかよ
い変化が現れるということでなく、それらを利用していな
くとも、

「お子さんが勉強の環境の中にいる」

ことで見られることだと私は感じています。
勉強の環境を作ることは、ご家庭だけでもできることだと
思われます。

「お子さんを勉強の環境の中におく」

今、お子さんの勉強の状況がどのようものであっても、こ
のことを維持してほしいと、強く思うのです。



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