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褒められない親になっていませんか?

今回は、ある中学生、西岡君(仮名)の
ことをお話します。

<勉強が苦手>
中学1年生だった西岡君が、
私の塾に通い始めたのは、もう何年も前のことです。
それは西岡君が、中学1年生の3学期のころでした。

西尾君が、勉強が苦手であることは、すぐにわかりました。
しっかりとした字を書いていなかったのです。
ずっと読めるか読めないかの字を書いてきたようですが、
誰にも直すように指摘されたことがなかったとのことでした。

それでも、西岡君はすこしおとなしい性格でしたが、
塾の課題などはとても一生懸命とりくんでいました。

私は、西岡君が3学期の期末テストで
どんな結果を出すか、いつも気にかけていました。


<できるだけがんばったが・・・>
期末テストが終わり、西岡君に感想を聞くと、
「今まででいちばん勉強したテストだった」
ということでした。

その数日後、期末テストが返却されている
はずなのに、西岡君の様子はいつもと
変わりませんでした。

これまでのどのテストよりもしっかり準備をして
受験したテストなので、得点も上がったにちがいない、
そう思っていた私は、すこし不安な気持ちで
西尾君に得点を尋ねました。

当時私は、西尾君の英語を担当していたため、
真っ先に英語の得点を尋ねました。

結果は31点でした。


<喜び>
私は、得点を聞いてすこし残念な気持ちになりましたが、
西岡君は、強い口調で、
「これでもすごく上がったんです!」といいました。

西岡君は2学期の期末テストでは16点だったのです。
つまり前のテストのほぼ2倍の得点をとったのです。

そして詳しく尋ねてみると、どの教科も30〜40点台で
程度の差こそあれ、どれも前のテストより
上昇していました。

わたしにとって、このことは大きな喜びで
とてもほっとしたのを今でも覚えています。


<家庭で>
そして、わたしは西岡君に、
「家で、ほめられた?」と尋ねました。
すると西岡君は、
「何も言われなかった」と応えたのです。

西岡君は、その後も、少しずつ
成績を上げていったため、このことの大きな
影響はなかったようです。

しかし、私としては、3学期のテストが
返却されたこのときにこそ、
親御さんに、西岡君を褒めちぎってほしかったのです。


<子どもの心境>
どうか、おわかりください。
今、お子さんの成績がどんなものであろうと、
勉強にやる気がなさそう見えても、
勉強なんてどうでもいいと言っていても、

お子さんは、いつどんなときも、
「勉強が得意だったらいいのに」
と思っています。

英語も、数学も、国語も、理科も、社会も、
高得点を取りたくてしかたないのです。
いじらしいほどに、高得点を欲しているのです。

それでも、様々な理由で高得点には
至っていないお子さんが多数います。

そのため、テストの結果が30点台であっても、
前よりも上昇していれば、
大いに喜び、褒めて差し上げてほしいのです。

親を喜ばせることができれば、
それは子どもにとって、親の喜びの
何倍もの大きな喜びなのです。

現実として、30点台の得点では
入試のことを考えれば不安は残ります。

しかし、親が喜んでくれたという事実は
子どもにとって、ずっと忘れられない
大きな出来事なのです。


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